浅草 茶寮一松
浅草。この街ほど、昔ながらの祝言がしっくりと似合う街はなく、街そのものがすでに舞台としてそこにあります。その昔、結婚式を祝言と呼んでいた頃、祝言は決まって花嫁の家で行われていました。花嫁の家に婿方から嫁迎えに行き、そこで行う祝言の儀を家婚式と言います。家婚式は、いわば親族固めの儀式。両家の縁を共に喜び、末永い繁栄を願うもの。この意味合いを大切に、茶寮一松では神社での神前式に加え、家婚式もお勧めしております。夫婦固めの三献の儀、親族杯など、本来の形式に則った家婚式は、今の日本にはない、古式ゆかしさをあらためて実感のできるお式です。また、情緒溢れるお座敷で開かれるご披露宴。三味線や和太鼓といった日本の伝統芸能、料亭ならではの洗練されたおもてなしに、日本人であることを誇りに感じる、まさに和の宴「祝言」。親しい御親族様や御友人達と心ゆくまで「和の風情」をお愉しみくださいませ。
― お料理 ―